データ エージェント マネージャの構成
データ エージェント サービス マネージャをパソコンにインストールした後、起動して設定を行う必要があります。
Before You Begin
- 必要な権限: [統合] > [データ デザイナー]
- データエージェント サービス マネージャをダウンロードしインストールしたことを確認します。
- 有効なAdaptive Planningユーザー名とパスワードへのアクセス権があることを確認します
- ネットワークが
*.adaptiveplanning.com
ドメインをホワイトリストに登録し、ポート443がコンピューター上で開いていることを確認します
How You Get There
Basic Steps
- データ エージェント サービス マネージャを起動し、接続を確認します。
- データ エージェント サービス マネージャを構成します。
データ エージェント マネージャの起動と接続の確認
- ローカルコンピュータでデータ エージェント サービス マネージャを検索して起動します。
- ログインプロンプトで [ネットワークの診断と構成] を選択して、設定およびクラスタURLダイアログを開きます。
- ネットワークで必要な場合はプロキシ設定を行い、[プロキシ設定の更新] を選択して保存します。
- [サービスインターネットのアクセステスト] 、次に [インターネットアクセスのテスト] を選択して、接続を確認します。
- [クラスタ URL] を選択し、設定を確認します。管理者とサーバーURLはデフォルトでAdaptive Planning
adaptiveplanning.com
ドメインを使用します。 - 有効なAdaptive Planningユーザー名とパスワードでログインし、データ エージェント マネージャを開きます。
インスタンスが Workday に対応しており、Workday からAdaptive Planningへユーザを同期した場合、Workday 認証情報を使用する必要があります。「Workday の認証情報でデータエージェントにログインする」を参照してください。 - [サービスインターネット接続] フィールドを表示して、サービスインターネット接続のステータスが明るい緑色で「正常」であることを確認します。
[データ エージェント マネージャ セットアップ] タブから [更新] を選択し、選択したサーバーへの接続を再確立します。[ネットワークの診断と構成] を選択して、ネットワーク設定を調整することもできます。
Adaptive Planningと通信するには、データ エージェント サービス マネージャを実行しているコンピュータでポート 443 が開いている必要があります。また、*.adaptiveplanning.comドメインがネットワークのホワイトリストに登録されていることも確認します。詳細については、「データ常駐要件とドメインのホワイトリスト作成」を参照してください。
(オプション)アプライアンス クラスタベースURLの設定
[診断と構成] ボタンを使用すると、Dashboardsがカスタムクラスタでアプライアンスとして実行される場合に、アプライアンス クラスタベースURLを設定できます。このボタンでは、Adaptive Planningサーバー情報のURLを設定することもできます。変更する前に Adaptive Planningサポートにご連絡ください。
- [このクラスタに必要なセットアップ] を選択し、クラスタベースURLへの変更を保存します。
- [クラスタ設定の適用] を選択してAdaptive Planningサーバー情報への変更を保存するか、[デフォルトの復元] を選択してデフォルト値を復元します。
- [データ エージェント マネージャのセットアップ] タブの [サービスインターネット接続] フィールドが緑色に変わり、「正常」であることを確認します。
ゲートウェイURLと地理
ゲートウェイURLおよび地理フィールドは、エージェントのインストールおよびプロビジョニング時に自動的に入力されます。
[セットアップ] タブの [推奨アクション] がゲートウェイの地理的競合を示している場合、[クラスタURL] タブで [地理の切り替え] ボタンがアクティブになります。
ゲートウェイおよび地理設定を変更する前に、Adaptive Planningサポートにご連絡ください。
データ エージェント マネージャの構成
ネットワーク接続を確立したら、
- データ エージェント サービス マネージャで [サービス情報とオプション] を選択します。
- ネットワーク設定を調整したけれども変更が確認できない場合は、[更新] を数回選択します。
- 設定のレビュー:
- リモートアクセス URL (ホストヒント): (読み取り専用) URL は、データ エージェント サービス マネージャと Integrationサーバーを接続するゲートウェイを一意に識別します。
- データ エージェント サービス ID: (読み取り専用) 特定のエージェントサービスを一意に識別します。エージェントサービス ID がリモートアクセス URL に追加されると、この結果生じるURLは、特定のデータ エージェント サービスのアドレスを指定するための完全な URL を提供します。
- エージェント当たりの最大ディスクストレージ (MB): 各エージェントによって抽出された情報を保存するためのメガバイト単位のディスクストレージ。無制限の場合は「-1」を入力します。
- Kettle ジョブランナーの数: このコンピューターで許可されているKettleジョブランナーの数(通常は1)。ベストプラクティス: ランナーが多いほど多くのRAMを使用するため、少ないほど良いと言えます。
- ジョブランナー当たりの最大メモリ (MB): ジョブランナーごとの最大メモリ(メガバイト単位)。
- ジョブランナー当たりの最大一時ディスク容量 (MB): ジョブランナーごとの最大一時ディスク容量(メガバイト単位)。無制限の場合は「-1」を入力します。
- 信頼済みテナント: このコンピューターにログインせずに、インターネット経由でこのコンピューターに新しいエージェントを作成することを許可されているテナント。また、任意のテナントのユーザーがこのパソコンでエージェントを作成できるを選択できます(推奨はされていません)が、そうしてもデータへのアクセスを制御できるとは限りません。
- ジョブランナーによるファイルへのアクセスの制限: デフォルトで選択済み。データ エージェントのコントロール下でローカルファイルへの直接のアクセスを制限します。ファイルシステム全体のファイルにアクセスするには、チェックマークを外します。
- 冗長ロギング: 冗長ロギングを選択します。
- すべての通信を記録:すべてのデータベースのエントリおよびデータ エージェント サービス マネージャとエージェント間のネットワーク通信を記録します。
- 印字不可文字をスクラブ: 入力テキストストリームから不正なXML文字や不要な文字を削除または変換します。不要な文字をさらに削除するには
scrubbingRules.txt
ファイルが必要です。詳細については、この記事の「JDBCおよび Microsoft Dynamics GPの入力テキストストリームから指定された文字を削除」セクションを参照してください。
- [データ エージェント サービスログの表示] を選択してログファイルを表示することにより、接続の問題をトラブルシューティングします。
- [データ エージェント サービス設定の適用] を選択して、変更を適用します。
- [データエージェントの作成] を続行します。
JDBC および Microsoft Dynamics GP の入力テキストストリームから特定の文字を削除する
データ エージェントがJDBC データ ソースまたは Microsoft Dynamics GPデータ ソースを介してデータをロードする場合、データはXMLとしてローカルハードディスクに書き込まれます。このXMLには制御文字が含まれている場合があります。
- タブ(0x9)
- 改行(0xA)
- キャリッジ・リターン(0xD)
- その他の印字不可文字
データ エージェントは、エンコードせずにこれらのXMLファイルにデータをストリーミングします。XML文字範囲外の制御文字がストリーミングされると、エラーが表示されます。scrubbingRules.txt
ファイルを使用して、入力テキストストリームから不正なXMLおよびその他の不要な文字を削除または変換できます。
C:\Program Files\Workday Adaptive Planning Data Agent
にscrubbingRules.txt
という名前のテキスト ファイルを作成します。データ エージェント バージョン 7.1.44 以前の場合はC:\Program Files\Adaptive Data Agent
を使用します。scrubbingRules.txt
ファイルに、削除または変換する文字をリストします。
- 各行には、「=」で区切られた変更前の文字と変更後の値を含める必要があります。
- 文字を削除する場合は、変更後の値を空のままにします。各文字はUnicode値で表されなければいけません。
- #で始まる行はコメントとして扱われます。
例の scrubbingRules.txt
ファイルコンテンツは次の通りです。
# タブ、開業、CR0009=000A=000D=#!=_007C=005F
- データ エージェント サービス マネージャを起動します。
- [サービス情報とオプション] タブを選択し、[印字不可文字をスクラブ] を選択します。
- [データ エージェント サービス設定を適用] を選択します。
[印字不可文字をスクラブ] を選択した場合、不正なXML文字は、scrubbingRules.txt
ファイルに表示されていないものも含め、すべて入力データから消去されます。
- データ エージェントWindowsサービスを再起動します。
[印字不可文字をスクラブ] がスクリプト化されたデータ ソースに影響を与えることはありません。スクリプト作成を使用して、必要に応じて文字を削除または変換します。
データ エージェントに関する問題のトラブルシューティングログを検索
問題のトラブルシューティングが必要な場合や、サポートからトラブルシューティングを要求された場合は、以下においてログを見つけることができます。
C:Windows\System32\config\systemprofile\AppData\Local\Adaptive AgentService\Agents\<agentId>\Logs\AgentLog.txt
C:Windows\System32\config\systemprofile\AppData\Local\AdaptiveDaemon\DaemonLog.txt