Reporting の概要
マトリクス、モデル、トランザクションレポートなどのWebレポートを紹介します。
ウェブ レポートはレポートを作成したユーザによって設定されたパラメータをもとに、ご使用のAdaptive Insightsモデルから取得したデータを表示します。
レポートの種類
- マトリックス: 最も広く使用されるレポートの種類で、ほとんどの機能を備えています。科目、組織などの様々な要素を行や列に配置できます。マトリクスレポートではレポート自体のドロップダウンメニューからレポートの表示する内容を変更する方法としてパラメーターを使用できます。
- モデル: 社員など、行またはリストベースのレポート。モデルシートからのデータのみを表示します。
- トランザクション: 同様に行/リストベースで、これらはトランザクションモジュールからのデータのみを表示します。
- パターン: 値がどの程度確実に、ある期間にわたって分散されているかを示します。このようなパターンは、モデルシートのスプレッド ルックアップ テーブルを使用して作成されます。
- レポート ブック: 同時に実行したり、1 つの zip ファイルとしてエクスポートできるレポートのコレクション。様々なレポートの種類を含めることが可能で、役員会レポートや他のプレゼンテーションの準備に便利です。
- アップロードされたファイル: 1 件のレポートとしてアップロードできる任意のファイルの種類。唯一の制限はサイズです。アップロード後のファイルは各 40Mb に制限されます。スケジュール、手順、トレーニング用ビデオなどに便利です。これらのアップロード済みファイルは、組織のアクセス権をもとに共有したり、給与といった詳細情報の表示は権限をもつユーザに制限するなど、他のレポートと同じ方法で管理できます。
- 変更履歴: 変更履歴が有効になっているバージョンでのみ使用可能です(モデリング > バージョン > 変更履歴)。これらのクエリー データは標準シート、モデルシート、共有数式、前提条件などのセルに対して変更を行います。組織または科目への追加のような構造的な変更は含みません。
出力オプション
レポートを実行するとき、次の出力オプションから選択できます。
- HTML (デフォルト)
- HTML 新規ウィンドウで(モデルレポート、トランザクションレポート、マトリクスレポート)
- Excel
一度レポートを実行したら、次の形式のいずれでもレポートを保存できます。
- HTML
- Excel
- スナップショット(トランザクションを除く)
レポートの権限とデータに対する表示アクセス権
レポートを表示する際、表示できるデータはアクセス権をもつデータに制限されます。アクセス権はレポートが保存されているフォルダー別に決まります。
- 個人フォルダー: ユーザは自分のみが表示できる個人フォルダーにレポートを保存できます。
- 共有フォルダー: 共有フォルダーに保存されたレポートは、ユーザの組織によって利用できるかが決まります。
組織に関係なくすべてのデータを表示するを設定してレポートを保存することができます。このオプションを設定したレポートはアクセスレベルに関係なく誰でも閲覧できますが、ドリルインやフィルターといった操作はできません。
その下にあるデータには一切影響を及ぼすことなくレポートを作成、変更、削除できます。レポートを実行すると直ちに結果が表示され、それを取得したデータには影響が及びません。
要素プロパティを順守するための優先順位ルール
[要素のプロパティ] ダイアログからレポート要素のプロパティを管理できます。要素を右クリックし [プロパティ] を選択します。Webレポートでは、データを表示するときに要素プロパティを順守するために、次の優先ルールを使用します。
- セルのオーバーライド行
- 行のオーバーライド列
- 列のオーバーライドレポート