マトリクスレポートのウォークスルー
基本的なマトリクスレポートを作成する
マトリクスレポートは、最も一般的に使用されるタイプのレポートです。
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レポートページで [新規レポート] をクリックし、[ マトリクスレポート] を選択します。マトリクスレポート ビルダーが表示されます。
注:マトリクスレポートには少なくとも行、列、科目、科目特性の要素を 1 つずつ含める必要があります。左側にある要素パネルからビルダーのメイン領域にある行および列のセグメントにドラッグします。
- [科目 ] 要素をクリックし、そのレポートで使用できる科目を確認します。科目をレポートで表示したい組織レベルに展開できたら、要素パネルから左の行セグメントに必要な科目をドラッグ アンド ドロップします。科目が行セグメントに表示されます。
このレポートでは今月と今年の今日までの経費を表示します。
- 現在の月およびYTD を要素ペインの [期間] 要素からビルダーの上部にある列セグメントにドラッグアンドドロップします。
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列セグメントのYTD 要素を右クリックして [プロパティ] を選択します。YTD を選択した月と一致させるには、[プロパティ] ダイアログでその月を選択し、[OK] をクリックします。
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[フィルター] 領域に組織要素をドラッグします。フィルター機能によって’レポートの焦点が絞り込まれます。必要な組織に達するまで [組織] 要素を展開します。
この例はフィルターにUnited States Operations 組織を使用しています。
- ビルダーのメイン領域の上部にあるパラメーター領域に組織をドラッグすることで、閲覧者自身が組織を変更できるようにすることができます。
- パラメーターはあなたのレポートを閲覧するユーザーが、レポートを調整できるようにするためのメニューを作成します。 このレポートではフィルター領域で組織をクリックし、パラメーター領域へドラッグします。
注:現在レポートに存在する任意の要素を使用してパラメーターを作成できます。例のレポートでは科目または期間をクリックし、それぞれのセグメントからパラメーター領域へとドラッグできます。
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(オプション) レポートタイトルを入力: [プロパティー] を クリックし、[タイトル] ボックスに タイトルを入力します。[ OK] をクリックします。
タイトルは必須ではありませんが、レポートを使用する人には有用です。
レポートを実行する準備ができました。
保存ダイアログが表示されます。
- レポートを個人フォルダーに保存するか、共有するかを選択します (他のユーザーが閲覧できる組織をもとにアクセス権を制限できます)。
- [レポートを次として実行
をクリックします。
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レポート実行ドロップダウンメニューから [新ウィドウにHTML で実行] を選択します。
新しいブラウザーウィンドウに生成されたレポートが表示されます。
行、列、フィルター、パラメーター領域などに要素を積み上げることで、複雑なマトリクスレポートを作成できます。
再使用可能な作成ブロックでレポートを作成
レポート作成ブロックを使用することにより、保存されたマトリクスレポートのレポート要素を再利用することができます。作成ブロックの形式設定は、新しいレポートに適用されます。形式設定を再適用する必要はありません。これにより新しいレポートの作成時に時間を節約し、整合性が得ることができます。
次に一例を示します。
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部署の経費レポートと人員レポートを作成しました。あなたは人員が変化するのに合わせて経費も変化する新しいレポートを作成しようとしています。次の2つのレポートからレポート作成ブロックを組み合わせて新しいレポートを作成できます。
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バージョンと期間の構成で、同じ構成を使用するレポートが複数あることに気付きました。新規レポートの一部として再使用可能レポートからバージョンと期間の作成ブロックを使用することができます。
次で再使用するための再使用可能レポートから作成ブロックを選択できます。
- 単一要素の選択
- 複数要素の選択
- 要素セグメントの選択
マトリクスレポートの列軸、行軸、シートタブ軸に作成ブロックを追加できます。
レポートメニューページから次の操作を実行できます。
- 再使用可能レポートとして保存されたレポートを追加する
- 再使用可能レポートのみを使用するようレポートをフィルターする
マトリクスレポートビルダーでは次の操作を実行できます。
- レポート要素から再使用可能レポートにアクセスする
- レポート要素からレポート領域に作成ブロックを追加する
保存したレポートを再使用できるようにする
ナビゲーション: レポート > レポート フォルダーを開きます
レポートで右クリックし、[再使用可能レポートに追加] を選択します。レポートが再使用可能になったら、作成ブロックが他のレポートでも再使用できるようになります。
お気に入りフォルダーを除き、すべてのフォルダーで [再使用可能レポートに追加する] オプションを使用できます。
再使用可能レポートを検索する
ナビゲーション: レポート >再使用可能レポートフォルダーを開きます。
保存されたレポート作成ブロックにアクセスするには、まずレポートを再使用可能に設定する必要があります。
再使用可能レポート フォルダーには新しいマトリクスレポートの作成に使用できるレポートのリストが含まれます。再使用可能レポートのリストには、他のレポートユーザーが追加した共有レポートが含まれることもあります。
レポート作成ブロックへのアクセス
レポート作成ブロックには、マトリクスレポートビルダーの左パネルにあるレポート要素からアクセスします。レポート作成ブロックを表示するには再使用可能レポートを展開します。
レポート作成ブロックを使用してレポートを作成する
これらの手順は、P&Lマトリクスレポートを作成するときにレポート作成ブロックを追加する方法について説明します。このレポートにバージョン作成ブロックを追加します。
既存のマトリクスレポートにもレポート作成ブロックを追加できます。
再使用可能レポートから作成ブロックを使用するには:
- P&Lマトリクスレポートを作成します。
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再使用可能レポートのリストを表示するには、レポート要素を展開します。
例: P&L Variance Report report to view building blocks in the Column Axis > Segment 1 > Versionを展開します。
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左パネルの列軸から作成ブロックをドラッグし、レポート領域の列軸へドロップします。
例: Actuals作成ブロックとActuals vs Budget作成ブロックをレポートキャンバスの列軸にドロップします。
- レポートを保存し、実行します。
マトリクスレポートビルダーのデザイン要素
左パネルの下部にあるデザイン要素を使用することで、マトリクスレポートビルダー内にセグメント、スペーサー、カスタムヘッダーなどを作成できます。
レポートでデザイン要素を使用するには、デザイン領域の行または列にそれをドラッグします。
マトリクスレポートで層を作成する
層を作成するには、図のように他の要素の上に要素をドラッグします。行頭を下げるということは外側の層を意味します。
他の要素の下に層をドラッグすることで、内側の層ができます。